おゆまる複製
スカルピーで製作始めた場合、スカルピーは粘土なので焼き固めるまでは好きにいじれるが、焼いた後は硬すぎて表面処理しにくかったり、焼きが足りなくて柔らかいとやすりが詰まりやすく作業しずらい。
型を取りポリパテなどに変換すると、ポリパテのほうが表面仕上げやすいしエッジもきれいに出来る。
ただ、1回きりの型取りでシリコンを使うのはもったいないので、おゆまるを使ってみた。
以下の写真は去年秋ごろおゆまるを知り、ライダーとことりを変換した頃のもの。
おゆまるは熱湯で5分くらい加熱するとやわらかくなり、冷やすと固まる子供のおもちゃに分類される粘土で、文房具屋やダイソーなどで扱っているようだが店頭で見つからず、通販で安いところを探した。
これを10パックくらい買ったんだったかな、1つ300円くらいだったか。
2体分の体を包むくらいの量になった。
スカルピーを焼いた状態の部品を変換する。
スカルピーではおおまかに形を出してバランス取りだけして、接合面のダボや細部の突起、モールドはポリパテ変換後のパーツで行う。
7色セットなので混ぜて一気に使うとすごい色に・・・でも色が均一になるように混ぜるようなことは考えないように。沸騰したお湯に数分つけないと粘土状にならないので、はふはふしながら原型包むのがやっと。
原型の半分を包み、水で冷却、その後芯まで冷え固まるまで30分くらい放置したほうがいい。
さらに片面分のおゆまるを盛るが、おゆまる同士が重なるところはメンタームなどを塗っておくといい。
出来上がった両面型からスカルピー原型を取り出し、ポリパテをつめる。
ポリパテは適度に流動する程度がよく、硬かったらスチレンモノマーで薄める。水に近いようだと薄めすぎ、おゆまるの接合面はいいかげんなので流れ出てしまう。
片面ずつ塗り込む程度にして、表面に気泡が残ったり中心が空洞になるのは織り込んで、固まってから取り出したものをポリパテで埋めていく。
ポリパテの量が多いと、上下の型の接合面に厚みが出来て原型を崩すことになるので、ポリパテ注入は適度に少なめのほうがいい。
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